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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2024年8月7日更新
徳山のＳＡＦ製造ＦＳ終了　出光基本設計に移行　2028年度年産25万㎘規模装置新設へ

出光のＳＡＦ供給イメージ
　出光興産は、徳山事業所（山口県周南市・太田義彦執行役員所長）のＨＥＦＡ技術によるＳＡＦ（持続可能な航空燃料）製造プロジェクトが事業化調査（ＦＳ）を終え、８月から基本設計段階に移行すると発表した。２０２８年度の完工・運転開始を目指し、年産25万㌔㍑規模の装置を新設する（製油所当時の設備の一部転用含む）。
　ＳＡＦの製造方式には、サトウキビなどの糖類をバイオエタノール化して原料に用いるＡＴＪ技術、廃食油や植物残渣などを用いるＨＥＦＡ技術、さらに合成燃料がある。
　同プロジェクトではＨＥＦＡ技術を用い、原料の廃食油などは27万〜28万㌧を要する見込み。プロセスの競争力やサプライチェーン確保とともに原料調達が大きな課題で、出光は獣脂などの廃棄物原料や大豆油、ポンガミアなどの油糧植物の活用も視野に入れる。
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