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2025年12月17日更新
石連ー都道府県別販売実績 ガソリン2%減 10月35道府県が前年割れ
 石油連盟がまとめた10月の「都道府県別石油製品販売総括」によると、ガソリンから重油までを含めた燃料油販売量は、前年同月比1・2%減の1138万7942㌔㍑だった。ガソリンは2・0%減の358万3840㌔㍑、軽油は2・1%減の267万3353㌔㍑。いずれも前年を2カ月ぶりに下回った。

灯油は4ヵ月ぶり上回る

 ガソリンは石油業界関係者の多くが燃費改善などによる「自然減」として想定する範囲内の減少に収まった。一方、本格的な需要期を控える灯油は15・4%増の69万5525㌔㍑で、4カ月ぶりに前年を上回った。ただ10月実績として、2023年までの5年間の70万〜100万㌔㍑台の水準は割り込んだ。
 地域別では燃料油が38道府県、ガソリンが35道府県、軽油が36府県で前年から減少。灯油は34都道府県で増加した。
 大手燃料商社関係者はガソリン販売量について、直営SSを運営する事業会社のセルアウトベースで前年比97〜98%程度と指摘。9月の95〜96%程度からやや数字を戻したとし「それほど悪くはなかった」との認識を示す。
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